木工家になろうとする建築士

一級建築士が木工家となるために紆余曲折するお話。生活、仕事、建築、木工など。

サイドテーブル3

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誰もが簡単に作れる(組み立てられる)というのは、色々な考え方があると思う。今回においては、明快かつ工具不要という点を重視することにした。工具不要となると必然的に部材を組み合わせるだけ簡単な組み立て方法になる。明快さは部材数を少なくすることで叶えられる。

例えば、釘やネジといった金物を使わないで組み上げる家具としては、日本伝統の指物がある。これは職人技で一点一点仕上げていくもので、その価値たるや芸術と言っても過言ではない。もちろんこれは今回のテーマとは全く合わない。

また、線材を組み上げる継手・仕口という建築技術もあるが、こちらも職人技である。昨今は技術の進歩で5軸の木工ルーターで彫り上げることもできそうだが、おそらく大量生産(野望)には向いていないだろう。

本当に簡単な工法としては、切り込みなり穴なりに部材を差し込むだけのもの。プラモデルや工作の延長線にあるような方法である。安定性や固定性は考える必要があるだろうが方針としては良いだろう。

部材について考えると、支柱部分は線材、天板は面材とそれぞれ異なる材を用いるのが、構造的には一番明快である。しかし、これは複数の製材を使う点が気に入らない。明快さを突き詰めて考えると1つの製材から作った方がいいのではと考えたわけだ。

線材か面材か。天板のことを考えると面材が素直である。面材はサブロク板の910×1820が基本モジュールであるため、これに則って具体的にデザインしていく。

続く